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0歳から数字に親しむ!楽しく数字が覚えられる方法3選&おすすめCDやおもちゃを紹介

「数」は生活の中で欠かせないものです。様々なものが数の概念と結びついています。

数の理解は、やがて算数・数学の理解へもつながります。そのため、幼い頃から数に親しむのはとても大切ですね。

しかし、「いつから、どのようなやり方で数について教えればよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

数の理解のためには、まず「数唱」「数える」「数量感」の3つの要素が必要になってきます。トドラー期のお子さんも、身近な生活の中で数に親しみ、この3つの要素を身につけていくことができます。

今回は、数に親しみながら3つの要素を身につけるには、いつ頃からどのように始めればよいのかの目安と遊び方のヒントをお伝えします。参考にしていただけたら幸いです。

子どもが数を理解する3つの過程:「数唱」、「数える」、「数量感」とは?

大人は「数を数える」と言いますが、小さなお子さんにとっては、「数を数える」の中には「数唱」と「数える」という2つの要素が含まれているのです。

「数唱」とは、「いち、に、さん、・・・」と数を声に出して言うことです。

「数える」とは、物と数を対応させて数えるということです。

まだ数の概念が発達していない年齢では、「いち、に、さん・・・」と声に出して言えても、おはじきを一つずつ指さして「いち、に、さん・・・」と数えられないことがあります。

「数唱」と「数える」は別なのです。

おはじきなど具体的なものを指さしたり、動かしたりしながら数を言うこと、いわゆる「数を数える」ことができるということです。

そして、最後に「数量感」。これは「さん」という数がどのくらいの量かがわかるということです。つまり、数と物の量を一致させてとらえることができる力です。数をイメージできる力ということもできます。

例えば、「りんごが三個あります」と言ったら、頭の中で3つのりんごを思い浮かべられる力のことです。

この3つの要素は、数にたくさん触れて親しむことで、お子さんの中に少しずつ育っていく力です。

次章から、日常生活や遊びの中で数に親しみ、数をイメージできるようになる方法をいくつかご紹介します。

数唱をしてあげましょう(0歳~)

  • 0歳から・・・10までの数
  • 2歳頃から(お話ができるようになった頃)・・・10以上の数

お子さんは2歳頃になると発語が始まりますが、それまでにたくさんの言葉に触れていますよね。「数」も同じです。たくさんの「数」に繰り返し触れることで、少しずつ数が数えられたり、数の概念を理解できたりするようになります。

そこで「数」に触れる第一歩として、まずは数唱から始めましょう。

「いち、に、さん・・・」と数を順番に唱えてあげます。

1が何で、2が何かというようなことは、まずは気にしないでください。

お風呂で温まる時、お子さんを抱っこして階段を上る時などに、「いち、に、さん・・・」とママ・パパが声に出して言いましょう。

日常生活の中で、習慣として数唱するタイミングを作ることをおすすめします。

まだ言葉が出ない月齢のお子さんでも、自然に数に親しむことができます。

また、数を数える歌や、数を扱う内容の歌を聞いたり、歌ったりしてあげるのもいいですね。音楽にのせて数を数えるととても楽しく覚えられます。

数に親しめる歌のCD

『かぞえてあそぼ!かずとすうじのあそびうた』

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「すうじの1はなぁに」で始まる「すうじのうた」を始めとして、定番曲、古くからある数え歌、英語の歌や九九の歌など、さまざまな「数え歌や数字の歌」が入っています。

『Sing Together!You + Me = FUN Numbers and Counting』

全曲英語の歌です。数え歌や数に関わる歌が楽しい曲調で作られています。英語でも数唱できるようになってしまいます。

物を指し示しながら数を数えてあげましょう(1歳頃~)

  • 1歳頃~・・・3までの数
  • 3歳頃~・・・5までの数

お子さんと一緒に物の数を数えましょう。遊びや日常生活の中で、一つ一つ指さしたり、持ち上げたりしながら数を数えてあげましょう

積み木を「いち、に、さん・・・」と積んだり、お皿を出す時「いちまい、にまい、さんまい」と数えたりしていきましょう。一つ一つの物と数が対応していることを自然に学んでいくことができます。3歳頃には、お子さんは自分で指をさしながら数えられるようになってきます。

ただ、物を数えるということに注意を払いすぎると、お子さんはつまらなくなってしまいます。まずは、聞かせる、見せるということを意識して、日常生活や遊びの中で自然に数に親しむ機会を作っていきましょう。

2歳頃、簡単なパズルで遊べるようになったら、数字のパズルを使って遊ぶのもいいですね。

「いちはどれかな~?」と言って「1」の形のパズルを出して同じ形のものを探し、合わせてみましょう。

大切なのは、まずは見せてあげること。そして、同じものを見つけて合わせることができたら、「同じだね」「よく見つけられたね」とたくさんほめてあげましょう。

お子さんの「楽しい」「やりたい」という気持ちを引き出してあげられます。

数字に親しめるおもちゃ

『Hapeの数字パズル』

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木製の数字の型はめパズルです。遊びながら数字の形を覚えられます。

『エドインターのマイファーストフィッシングゲーム』

マグネットの付いたスタンプ型でお魚をくっつけてお魚釣りをして遊べます。裏面には数字が書いてあるので、台紙の数字と同じ数字探しの遊びもできます。

『DJECOの10マイフレンドブロックス』

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キューブを積み上げて遊びます。各面には数字、動物などの絵が描かれています。数・数字遊びや仲間分け遊びができます。

『トーマス10までつなげて』

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トーマスの10台の貨車に数字が書いてあります。順番につなげたり積み上げたりできます。貨車と同じ色の動物がついているので、「1番に乗っている動物さんは何かな?」

などと、工夫して数字遊びができます。

数量感を育む!数が隠れたコミュニケーション遊び(2歳頃~)

お子さんがおもちゃで遊べるようになってきたら、数が隠れている遊びを取り入れましょう。まずは、ママ・パパが数を言って示すことから始めます

例えば「ママは積み木を3つ積むよ」と言って、「ひとつ、ふたつ、みっつ」と数えながら積み木を積んだり、お子さんが並べたミニカーを見て「かっこいいミニカーが並んでるね」と言って、「1台、2台、3台、4台」と数えてあげましょう。

あるいは、おままごとをして「ママにケーキを1つちょうだい」とか、「トマトを3つ買ってきて」というように、数を入れてコミュニケーションしていきましょう。

数に慣れてきたら、「どちらが多いかな?」「どちらが少ないかな?」という比べっこ遊びもしてみましょう。数を数える必要はありません。感覚的にどちらが多いのか、少ないのかがわかれば十分です。

ママやパパが「こっちが多いね」「こっちが少ないね」と示してあげましょう。

繰り返すうちに、お子さんには数量感が育ってきます。

絵本を読んで数遊びをするのもおすすめです。

絵本にも、数を扱った内容のものがたくさんあります。お話を楽しみながら、数と量を一致させて認識できるようになってきます。絵本の中の数字を見て、数字と数の一致もできるようになるかもしれませんね。

数に親しめる絵本

『かずのえほん』(いもと ようこ/作・絵|金の星社)

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動物を数える絵本です。いもとようこさんのやさしく、かわいらしい動物の絵が親子共に人気です。数字と動物の数を対応させて数えることができるようになります。

『はらぺこあおむし』(エリックカール/作、もりひさし/訳|偕成社)

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生まれたばかりのあおむしが、モリモリ食べて美しい蝶になる、しかけ絵本です。りんごを1つ、なしを2つ、・・・と食べる数が毎日1つずつ増えていきます。

楽しいお話、美しい絵とともに数量感を育てられます。

『アニメおさるのジョージ はじめてのえほん かず』(マーガレット・レイ&ハンス・アウグスト・レイ/原作|金の星社)

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アニメでも人気のおさるのジョージと一緒に、いろいろなものを数えていきます。数は英語の表記もあります。

「はちが5ひき」「グローブが6こ」など物による助数詞の違いも自然に学べます。

『かずのえほん いくつかな』(谷川 俊太郎/作、堀内 誠一/絵|くもん出版)

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かたつむりがお散歩の途中に出会うものを数える絵本です。ストーリー性があり、リズムの良い文章で、楽しく読むことができます。

数量感を育てたり、お子さんの発話を促したりするのにもぴったりの絵本です。

日常生活の中で楽しい数遊び

数の理解の発達は3歳頃に5までの数を理解し、4歳から6歳で数の理解が大きく進むといわれています。ただ、トドラー期は個人差もとても大きな時期です。慌てずに、お子さんの様子をよく見ながら進めていきましょう。

3歳頃までに、まずは3までの数にしっかり親しんでおくと、数をイメージする力が育って、その後の数の理解もスムーズに進みます。

幼児期のお子さんはとにかく楽しいことが大好きで、楽しいことはどんどん吸収していきます。積み木もおままごとも、毎日のおやつや食事の時間も、全部「数遊びタイム」に活用できます。日常生活の中で、楽しく遊びながら数に親しみましょう。