「室内遊び場」や「海外のおもちゃ」として有名なボーネルンド BORNELUND INC( 略称:BLD)ですが、どんなビジョンを掲げ、子どもの遊びの環境づくりを行っているのでしょうか。
この記事では「ボーネルンドの考え」と子どもの発達の観点から「ボーネルンドのおもちゃを年齢別」に紹介します。
ボーネルンドのおもちゃとは
ボーネルンドは、1977年に設立されました。初めは大型遊具の輸入から始まり、事業が広がるにつれ、遊び道具販売や室内遊び場へと展開していきました。
ボーネルンドは「あそびからみらいを変える」をビジョンとしており、これからも子どもに遊びを保障し、より豊かな「遊び」を生み出し続けたいと考えています。
ボーネルンドが考えている、「あそびの3つの視点」とは下記の通りです。
- 「あそび」は生活のすべて
- 「あそび環境」は、子どもの遊びたいという欲求をかき立てて、満足させてくれる場所
- 「あそび道具」は、成長のために欠かすことのできない生活の道具
また、「地球は子どものあそび場だ」と考えているボーネルンドは、地球全体が、子どもたちにとって安心できるあそび場であってほしいとの思いから、SDGsにも積極的に取り組んでいます。
ボーネルンドのおもちゃを年齢別に紹介
子どもの発達に合ったおもちゃを選ぶことは、子どもの成長には欠かせません。
そこで、ボーネルンドの商品の中から1、2、3歳向けのおすすめおもちゃをご紹介します。
お座りができるようになり、少しずつ遊びの幅が広がってくる時期になります。座って遊べるもの、手指の巧緻性を高めるものがおすすめです。
かたちや大きさがいろいろあるため、子どもに合わせて選ぶのがおすすめです。おすわりが上手になってきたら、両手が自由に使えるようになるので、手指の発達を促すのに最適なおもちゃです。
ワイヤーは大人が力をかけても変形しにくい強度で、また土台がワイヤーにしっかりとついているため、ビーズも抜けにくく、誤飲の心配がありません。使用されているビーズは、子どもがつまみやすい大きさですよ。
ルーピングで遊ぶことで、空間認識力や手指の器用さ、色の名称などを学ぶことができますよ。
まる、さんかく、しかくの形あわせや鍵の開閉は、1歳頃の子どもが大好きな遊びの一つです。
ブロックは計6個入っていて、色と穴の色が同じになっており、形がまだ理解できない年齢でも「同じ色の穴に入れる」ことを楽しむことができます。また、鍵を閉めると音が鳴り、思わず子どもは繰り返し遊びたくなりますよ。
紛失防止のため、鍵はひもで本体とつながっているので、安心ですね。
言葉が発達してきて、大人とのやりとりを楽しむことができるようになります。大人のまねから、ごっこ遊びに繋がっていくので、大人も一緒に遊ぶことが大切になってきます。また、手指がより器用になってきて、形の認識ができるようになる時期なので、遊びに取り入れるといいですね。
25年以上のロングセラー商品である「キッチンセンター」は、世界中の子どもたちが楽しんできた商品です。特徴としては、子どもが扱いやすいサイズになっており、大人のまねをしたがり、ごっこ遊びを始める2歳頃におすすめの商品です。鍋、フライパン、調味料、調理用具は全て付属になっています。
まだ力加減が難しい子どもは、大人が思った以上に力を入れておもちゃを使っていることもあるため、安全性が重要になってきます。これは曲げても折れにくい素材を使用したり、耐久性も備えているため、安心して使うことができますよ。(エコラベル「スワンマーク」を取得済)
種類がいくつかあるので、子どもの興味関心にあわせて購入するのがおすすめです。指先の発達を促したり、物の名称を遊びの中で学ぶことができますよ。また、同じ丸い形でも、微妙に大きさが違うので、正しい位置に置かないとはまりません。
パズルのピースを取り出すと下絵がないため、ピースの形で場所を判断する「図形の認識力」が育ちます。
手指の巧緻性はますます高まり、細かな動きもできるようになってきます。
「こんなのを作りたいな」というイメージを持ちながら、想像力を働かせ、工夫し、おもちゃを作り上げることもできるようになってきます。
初めてマグフォーマーを使用するときは、「正三角形」「正方形」の基本の形から使うことがおすすめです。なぜなら、初めて立体を作るときには単純な形のほうが組み立てやすいからです。
マグフォーマーの特徴としては3つあります。
- 磁石の力ですぐにつき、どの向きにつけても大丈夫
- 平面遊びや立体遊び、構成遊びなど長く楽しめる
- 図形の認識力が高くなる
遊びながら、自然と考える力が身につきますよ。
ごっこ遊びの中でも、電車遊びは子どもたちに大人気です。
3歳頃になると、線路の向きや大きさを考えて組み立てたり、駅の周りに店や家を建てるなどの日常生活を再現する遊びを楽しむことができます。ヨーロッパの町並みをイメージし、本物らしさにこだわって作られていますよ。想像力が広がり、遊びの幅がぐっと広がるのでおすすめです。
子どもにとって、遊ぶことは生きること
ボーネルンドのビジョンでも掲げられている「あそびからみらいを変える」。
「みらいを変える」とは「成長を促す」とも言い換えることができます。子どもの成長のためには「たくさんのおもちゃ」よりも「子どもの発達にぴったりのおもちゃ」が必要です。
ぜひ子どもにぴったりのおもちゃを選び、一緒に遊んでみてくださいね。