色水遊びは、子どもの色彩感覚を刺激して、豊かな感性を育む活動や表現活動として保育の中でも取り入れられます。
子どもや保護者が「色水遊びを家でもやってみたい!」と思っても安全にできるか少し不安ですよね。
この記事では、ご家庭でもできる色水遊びのヒントを現役保育士が9つご紹介しました。
年齢別の遊び方や注意点なども解説するため、ぜひ参考にしてくださいね。
現役保育士が色水遊びのヒントを年齢別でご紹介します。
おすすめな色水遊びを年齢別でまとめると、以下の通りです。
推奨の対象年齢 | おすすめの遊び方 |
---|---|
1歳児 | ・ペットボトルで色水マジック ・食紅で色混ぜ遊び ・氷で色水遊び |
2歳児 | ・色水でお絵描き遊び ・クレープ紙で色水遊び ・泡で色水遊び |
3歳児 | ・スポイトで色水遊び ・マーブリング遊び ・花の色水遊び |
色水遊びのアイデアを、現役保育士が詳しく伝授します!
1歳児には、視覚的に色水を楽しめる簡単な遊び方がおすすめです。1歳児におすすめする色水遊びの具体的な方法を3つご紹介します。
ペットボトルを使った色水マジックの具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | ペットボトル、水、絵具 |
遊び方 | ① ペットボトルに水を半分入れる。 ② ペットボトルの蓋に絵具を塗る。 ③ ペットボトルを振って色水にする。 |
ペットボトルの蓋に絵具を塗る際には、子どもにばれないようにこっそり塗ってくださいね。
子ども視点では、透明な水に突然色がついて驚きます。保育園では、色に興味を持つ導入やきっかけとして使われる遊び方です。
手軽にできるマジックなので、ぜひ取り入れてみてください。
色混ぜ遊びの具体的な方法は、以下の通り。
用意する物 | 透明なコップ、水、絵具(または食紅) |
遊び方 | ① 透明なコップに水を入れる。 ② 食紅を入れて水に色を付ける。 ③ 色を混ぜ合わせて変化を楽しむ |
色混ぜ遊びで絵具を使用する際は、誤飲をしないように保護者の方も一緒に行いましょう。もし、気になる方は絵具ではなく食紅をおすすめします。
色混ぜ遊びは、色の変化を楽しむことを目的としています。色の変化や組み合わせは、子どもにとっては新しい発見です。
色彩感覚の第一歩として、色混ぜ遊びを楽しんでみてくださいね。
氷を使った色水遊びの具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | 製氷皿、食紅 |
遊び方 | ① 食紅で作った色水を製氷皿に入れる。 ② 冷凍庫に入れて凍らせる。 ③ 色水氷を使って遊ぶ。 |
色水を氷にして遊ぶ手法です。画用紙に絵を描いたり、水に溶ける様子を観察したりと、遊び方の発展もたくさんあります。
氷を作る前に棒を刺して凍らせると、アイスキャンディー屋さんもできますよ。
氷が溶け出すと色が薄くなっていくため、食紅を濃いめで作るのがおすすめです。
2歳児は、遊びを大きく発展させる色水遊びがおすすめです。2歳児におすすめする色水遊びの具体的な方法を3つご紹介します。
色水でお絵描きする具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | 画用紙、絵具、筆 |
遊び方 | ① 絵具を溶かして色水を作る。 ② 画用紙に筆を使って絵を描く。 応用⇒技法遊びに発展する。 |
色水を使ってお絵描きをするスタンダードの遊び方です。シンプルな手法ですが色の使い分けや絵画表現など、子どもにとっては大きな経験に繋がります。
また、お絵描きは技法遊びに発展できることも魅力の1つです。
例えば、クレヨンと絵具が混ざらない性質を活かした『はじき絵』や、筆を振って絵具を弾き飛ばす『スパッタリング』などが挙げられます。
子どもの自由な表現を大切にして、色水のお絵描き遊びを楽しんでみてくださいね。
クレープ紙で色水遊びをする具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | クレープ紙または花紙、水入りのペットボトル、コップ |
遊び方 | ① クレープ紙をちぎってペットボトルに入れる。 ② 色がつくまで水を振る・揉む。 応用⇒色を混ぜてみる |
クレープ紙や花紙を水に溶かして色水を作る方法です。
自分で色水を作ることや紙が溶けて色が出ることなど、新たな発見が知的好奇心の刺激に繋がります。
色水の濃ゆさ・薄さも調整できるため、色彩の変化や調節も楽しめる遊びです。
応用として、複数の色を混ぜ合わせてみても面白いですね。
泡を使った色水遊びの具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | ストロー、コップ、洗剤、水、食紅 |
遊び方 | ① コップに洗剤・水・食紅を入れる。 ② ストローをさして息を吹き込む。 ③ 色水の泡を作る。 応用⇒泡を使って遊びを発展させる |
食紅と洗剤を使って、色のついた泡で遊ぶ手法です。
泡を作った後は、おままごとに活用したり泡を飛ばしてみたりと、子どもの自由な発想で遊びを発展させることができます。
3歳児には、知的好奇心を刺激する色水遊びがおすすめです。3歳児におすすめする色水遊びの具体的な方法を3つご紹介します。
スポイトを使った色水遊びの具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | スポイト、コップ、水、絵具 |
遊び方 | ① 絵具で色水を作る。 ② スポイトを使って色を混ぜ合わせる。 ③ 色の変化を幅広く楽しむ。 |
色水を混ぜる遊びですが、スポイトを使うことで微量な変化へ注目することを目的としています。また、手指の細かな調節を養うことも可能です。
色水を作る際には、より多くの色を準備することで色混ぜのバリエーションが広がります。
スポイトを使った色水遊びは、100年以上も続くモンテッソーリ教育の教具としても取り扱われています。
教育的な観点でも認められている、スポイトでの色水混ぜをぜひ楽しんでみてくださいね。
水面に絵具を浮かべ、模様を写し取る技法を『マーブリング』といいます。
マーブリング技法を活用した遊びの具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | アクリル絵具、画用紙、トレー(画用紙より大きいサイズ)、水、洗濯のり |
遊び方 | ① トレーに水と洗濯のりを1:1の割合で入れる。 ② アクリル絵の具を垂らす。 ③ 水面の模様を画用紙で写し取る。 |
マーブリングならではの模様や色彩が楽しめる遊び方です。
子どもの好きな色や模様を何度も作れるため、表現力や想像力なども養われます。
手軽にできる遊び方なので、ぜひ試してみてくださいね。
花や植物を使った色水遊びの具体的な方法は、以下の通りです。
用意する物 | 草花、ビニール袋、水 |
遊び方 | ① ビニール袋に水を入れる。 ② 草花を集める。 ③ビニール袋に入れて手で揉む。 |
草や花から出る自然な色味を楽しむ遊び方です。
草花を使うことで、環境や自然に興味を持つきっかけにもなります。
散歩や出先でも簡単にできる遊び方なので、ぜひ楽しんでみてくださいね。
色水遊びをする際に注意するべき点は、以下の3つです。
色水を使った活動や遊びは服に色移りする可能性があるため、汚れもいい服を用意しましょう。
また、子どもが色水を誤飲しないよう保護者の方は注意が必要です。必ず保護者の方と一緒に行うことをおすすめします。
多くの保育士が一番大切にしている注意点は、子どもに色彩感覚を強要しないことです。
色の感じ方は人によって違います。そのため、子どもが好きな色や綺麗だと思った色は否定せずに共感することが大切です。
この記事では、現役の保育士が1歳・2歳・3歳におすすめな色遊びをご紹介しました。
おすすめな色遊びを年齢別でまとめると、以下の通りです。
推奨の対象年齢 | おすすめな遊び方 |
1歳児 | ペットボトルで色水マジック食紅で色混ぜ遊び氷で色水遊び |
2歳児 | 色水でお絵描き遊びクレープ紙で色水遊び泡で色水遊び |
3歳児 | スポイトで色水遊びマーブリング遊び花の色水遊び |
色水遊びをする際に注意するべき点は、以下の3つです。
注意点を理解した上で、子どもと一緒に色水遊びを楽しんでみてくださいね。
]]>「レストランごっこ」「ヒーローごっこ」「お花屋さんごっこ」等、子ども時代に色んなごっこ遊びに夢中になった経験がおありの方も多いのではないでしょうか。
子どもにとって、遊ぶことが学ぶことです。遊びには様々なものがありますが、ごっこ遊びは、特に乳幼児期に経験してほしい大切なことがギュッと詰まった、重要な遊びです。
本記事では、ごっこ遊びの効果や、年齢別の楽しみ方、援助のポイント等について、分かりやすくご紹介します。是非参考にして頂けると嬉しいです。
ごっこ遊びとは、「八百屋さんごっこ」「美容院ごっこ」のように、設定した役になりきったり、ものを別の何かに見立てたりして展開する遊びです。
1歳頃から活発になる再現遊び(お出かけや食事等、日常生活を再現する遊び)から始まり、発達が進むにつれ、世話遊びや、見立て遊び、つもり遊び、ごっこ遊びへと発展していきます。
こうした遊びができるのは、脳が延滞模倣という機能を獲得し、認知的発達が進んだ証です。
子どもは、おうちごっこ等の遊びを通して、親など身近な大人の真似をし、生活体験の再現を繰り返しながら、想像力を身に付け、思考力の土台を育んでいきます。
思考には、様々な発想を豊かに広げる拡散的思考と、1つの答えを導き出す収束的思考とがあります。
乳幼児期の見立て・つもり・ごっこ遊びで育つのは、拡散的思考です。
空想の世界を自分の実体験と結びつけて、現実と空想を行き来しながら遊んだり、積み木やブロック等を様々なものに見立てて遊んだりする経験を積み重ねていくことで、豊かな発想力、知識と知識を結びつける力、応用力、仮説を立てる(予測する)力、人の気持ちを想像する力(共感力)、比較・分類する力、見通しを持って計画を立てる力等、その後の人生に必要となる大切な力を育むことに繋がります。
子どもの手が届く場所に、必要なものを用意しておきましょう。用意したいものとしては、人形、バンダナ、布、手提げ袋、洗面器、ままごと、おんぶ紐、エプロン、皿、コップ、スプーン等が挙げられます。
以下、年齢別の楽しみ方と援助のポイントをご紹介します。
再現遊びの初期は、子ども自身の朝目覚めてから夜眠るまでの1日の生活を、まずは大人が再現してみせ、遊び方のモデルを示しましょう。
バンダナ(ハンカチ)、お手玉
素材やおもちゃを何かに見立てて遊ぶことが大好きになります。周りの大人がやっていることを真似したり、自分が経験したことの中から、あるものにイメージを重ねて遊ぶことができるよう、環境を整えましょう。
さまざまな色のお手玉
赤いお手玉をイチゴケーキ、黄色いお手玉をバナナケーキ、緑のお手玉をメロンケーキ等に見立て、ケーキ屋さんごっこをする。
1〜2歳の頃の見立て・つもり遊びを発展させて、「病院ごっこ」「電車ごっこ」といった、日常の生活で体験したことや自分のイメージを表現しながら、ごっこ遊びができるようになります。
適切な環境があれば、自発的に遊びを広げていくことができるので、大人の役目は、環境を整え、見守ることです。必要な場所やものを用意したり、必要な役を演じたりしながら、子どもの遊びがより豊かに展開していくことができるよう、支えていきましょう。
子どもの遊び方は、発達に応じて変化していきます。1〜2歳児はひとり遊び、並行遊びをする時期です。1人で遊びながらじっくりと自分の世界を作り上げていきます。自分自身の内側に豊かな世界を築くことで、想像力、思考力の土台を持つことができ、思いやりの心が育ち、その後、友だちと仲良く遊ぶことができる姿へと、繋がっていきます。
そのため、再現遊びや見立て・つもり・ごっこ遊びも大切ですが、1人で集中して遊んでいる際には、無理に誘ったりせずそっと見守りましょう。
子どもが自発的に遊びを始めた際は、子どもの世界の住人となって参加し、遊びを支え、広げていく援助をしながら一緒に楽しみましょう。
大人は、例えば「読み書きができる」「足し算引き算ができる」といった知識を早く多く得ることに注目しがちです。
ですが、これからの時代を生き抜くためには、ただ知識を持っているだけではなく、知識を活用する「思考力」を育む必要があります。
再現遊び、見立て・つもり・ごっこ遊びを通して、この思考力の土台を育むことができます。子どもが集中して遊び込めるよう、十分な時間と環境を整え、是非親子で楽しんでくださいね。
]]>「レジリエンスって聞いたことがあるけど、どういうことなの?」「子どもの教育に、『レジリエンス』はどう取り入れたらいいの?」
「レジリエンス」という言葉を初めて聞いた人、また少し知識がある人もいるのではないでしょうか。この記事では、「レジリエンス教育を育む2つの環境」と「親の関わり方の7つのポイント」をご紹介しますね。
「レジリエンス」とは逆境に負けない力のことを指します。
具体的には、難しいことや失敗に直面したときに、ネガティブになって落ち込んでも、そこから立ち直る精神的な回復力のことです。これは、生まれ持ったものだけではなく、経験や知識を積み重ねることで育てることができると言われています。
今、「レジリエンス教育」がなぜ注目されているのかというと、「竹のようにしなやかで折れにくい心」を育てる必要があるからです。
なぜなら、日本人は自己肯定感が低い人が多いと言われており、自己肯定感が低いと困難な時に立ち直ることができずに心がポキッと折れてしまうのです。
そのため、レジリエンス教育は注目をあびるようになったのです。
レジリエンスを育むためには、環境を整えることも大切になります。親が家庭でできる環境づくりは以下の2つになります。
子どもが安心して気持ちを話すためには、親子の関係が安定していることが重要です。
安心できるからこそコミュニケーションが活発になり、前向きに物事に取り組むことができるのです。
子どもにとっては家族が最も身近なロールモデルになります。
普段の生活で、困難になったときにどう乗り越えていきますか?また、日常生活で前向きな言葉かけが多いですか?
子どもに「こうなってほしいな」と願うときは、親がよいロールモデルとなることが大切ですね。
子どものレジリエンスを育てるために、幼少期に親がどのように関わればよいのか、以下の7つのポイントがあります。
共感性とは、相手の気持ちに理解を示す力のことを指します。
具体的には、「相手の気持ちを思いやる力」イコール「共感力」だと言われています。
共感性を育むためには、転んだときに「気をつけて」「泣かない」ではなく、「痛かったね」と子どもの気持ちを言葉にして共感してあげるのが大切です。
幼少期から取り入れていくことで、相手の気持ちを少しずつ理解できるようになっていきますよ。
子どもの話をよく聞くことが大切です。つい、大人は子どもの話を遮りがち。子どもが話しおわるまで、聞いてあげましょう。
相手の話を聞くのは、「聞いてあげること」が土台になっていますよ。
3. ありのままの子どもを受け入れる
子どもがやりたいこと、好きなことを大切にしてあげましょう。
つい大人の価値観や基準で「できるの?」と言ってしまいがちですが「できる、できない」は二の次です。
まずはやってみて、できないところは一緒に考えてあげるといいですね。
人間は、欠点に目が行きがちだと言われています。しかし、それでは子どもの力は伸びていきません。
日頃から子どものいいところを『言葉で』伝えてあげましょう。そうすることで、自信をつけ、長所がぐんぐん伸びていきますよ。
失敗して、一番傷ついているのは子どもです。
大人は「できなかったね」の一言で終わらせるのではなく、「次はどうしたらいいか」に目を向けられるような言葉がけをしてあげると、次の挑戦に繋がりますよ。
「責任感を育てる」というと難しいと思いがちですが、「お手伝い」をしてもらうことで簡単に育てることができますよ。
お手伝いのポイントは、「子どもが簡単にできること」「最後まで手と口を出さない」です。
そして、終わったときには「〇〇ちゃんが手伝ってくれたから、ごはんが食べられるね」「最後まで手伝ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えてあげてくださいね。
困ったとき、解決する『方法』を教えてあげることが大切です。
よく「魚の釣り方を教えるのか」「魚をあげるのか」という表現をすることがありますが、魚をあげるだけでは子どもは成長しません。釣り方や困ったときの対応方法を教えるほうが、将来的に困らないのです。
回り道に見えても、解決方法を伝える方が、子どもの力になりますよ。
レジリエンス教育とは、失敗させない教育方法ではありません。失敗を成長の糧にし、心を強くしなやかに生きていくための教育法になります。
決して特別なことは必要ではなく、日常生活の中で育むことができるので、ぜひ今日から一つでも取り組んでみてはいかがでしょうか。
]]>通常、文字の読み書きを学ぶのは小学校入学後からですね。
「文字は小学校に入ってから学べば十分」と考えていらっしゃる方も、「小学校前にはひらがなの読み書きができるようにしておいた方がいいのでは?」と考えていらっしゃる方もいることでしょう。
いずれにしても、文字は言葉を表現するためのツールですので、文字を学ぶ前にたくさんの言葉に接して親しんでおくことが大切です。
今回は、3歳までにたくさんの言葉に接して、楽しく文字が読めるようになる遊び方をご紹介します。
日常の遊びの中に取り入れてみてください。
小学校で文字を学ぶのは当たり前のことのように感じるかもしれませんが、実はものすごい量の段階を経た基礎の上に成り立っているのです。
お子さんは、赤ちゃん期の「アー」「ウー」のような音を出すクーイングから始まって、唇や舌を使って複雑な音が出せるようになる喃語、1語文、2語文、助詞などを伴った文章へと、どんどん言葉を獲得していきます。
この間、たくさんの言葉を聞いて、自分でも音を出してみたりします。そして、それぞれの言葉がどんな状況で使われているのか、自分が発した言葉に対して反応がどのように返ってくるのかなどを学ぶことによって、徐々に正しい発音や言葉を身につけていきます。
文字も同じように、読み書きができるようになるまでにたくさんの段階を踏んでいきます。トドラー期は、やがて文字の読み書きを身につけるための準備期間です。文字に接し、親しんでおきたいですね。
けれど、文字は言葉があって初めて意味を持つものです。「文字」だけを意識して教えようとせず、たくさんの言葉に接しながら文字にも自然に触れられる環境づくりを意識しましょう。
そのツールとして最強なのは、やはり絵本です。
0歳から絵本の読み聞かせをしましょう。初めは聴覚からたくさんの言葉を学んでいます。
視覚がしっかりしてくると、絵本を見て絵や文字に自然に親しんでいくことができます。
1歳頃からは動物や乗り物、食べ物の図鑑を見て楽しむのもいいですね。語彙が自然に蓄積されていきます。この頃は、本をタンタンとたたいたり、声を出したりするようになるので、お子さんが興味を持っているのがわかるようになります。
2歳前後は「ことばの爆発期」と言われることがあります。
お子さんの発話が急に増えることを指していますが、これはそれまでに接して蓄積してきたたくさんの言葉が発話として表れているのです。蓄積した言葉が増えているということは、ひそかに文字も豊富に獲得していることにつながっています。いろいろな絵本を読んで、文字に親しみながら、たくさんの言葉を蓄積していきましょう。
3歳頃には「これなぁに?」と興味を持って、自分から絵本の文字を指さして聞いてくるようになるかもしれませんね。その時には、「これは“ぞうさん”だよ」、とか「“はな”だよ」、と文字を指し示して教えてあげましょう。
お子さんは絵本の中の文字に興味を示し始める頃、それが「形」として存在しているだけではなく、言葉と関係のあるものだと気づき始めます。
初めは意味のない絵も言葉や文字も、繰り返し触れることで、絵が表していることや、文字が言葉と関係がありそうなことにだんだん気づくのです。
また、興味がでて楽しくなってくると、絵本をどんどん読みたくなってきます。
このお子さんの「気づき」と「意欲」を引き出してあげるのは、何においてもとても大事なことです。
絵本は、そうした「気づき」や「意欲」を楽しく自然に引き出してあげられる最適なツールでもあります。お気に入りの絵本をたくさん読んであげましょう。
お子さんの年齢や興味に合ったものを選ぶと、言葉や文字にも一層興味を示してくれますよ。
2歳頃になると、指先も少しずつ器用になってきて物をつまめるようになります。また、文字が言葉を表しているものであることにも気づき始める頃です。
この頃になったら、文字の形のパズルや、絵と文字が書いてあるパズル・カルタで遊んでみましょう。
3歳頃までは、形や絵と一緒に文字に触れながら、見たことのある文字を蓄積していくことが大切です。
繰り返し遊んでいるうちに文字の形に親しみ、指さして「これは “あ”」とか「これは “い”」というように文字の区別ができるようになるかもしれませんね。ただこれは、ひらがな表の一文字一文字を読めるということを目指すのではなく、「この形が“あ”だな」、「この形が“い”だな」、と形に親しむことを念頭に置いて楽しみましょう。
お子さんにとっては、「文字」も初めは「形」のうちの一つです。
乳幼児期のお子さんは右脳の発達が優れているので、形などをイメージして記憶するのが得意なのです。「この形と同じのはどれかな?」とか「この“あ”と同じのはどれかな?」と同じもの探しの遊びをするといいですね。お気に入りの文字は自然に覚えてしまいます。
そしてうまく見つけられたり、パズルにはめられたりしたら「よく見つけられたね」「上手にはめられたね」とたくさんほめてあげましょう。意欲を引き出すチャンスです。
カルタで遊ぶ場合も同様です。
例えば一方にあひるの絵、反対側に「あひる」と文字が書いてある場合には、絵の方を表にして「あひる はどれかな?」と絵と言葉を結び付ける遊びをしましょう。
「これ!」とカルタを取れたら、裏返して「あひる だね」と文字を見せてあげましょう。繰り返すうちに文字を表にして取れるようになるかもしれませんね。
あるいは同じカルタを2組用意して、文字の「あひる」を見せて「同じものを探して」と同じもの探しをする遊びもいいですね。
でも「これが “あ”、これが “ひ”、これが “る”」というように、一文字一文字を読ませる必要はありません。3歳までの時期は、全体の形でこれが「あひる」だと見分けがつくようになれば十分です。
楽しく遊んで、「できた!」「もっと遊びたい!」という気持ちを大切にしてあげましょう。
文字は「読む」だけではなく「書く」ことも必要になってきます。
そして「文字を書く」までにも、いくつかの段階を経た準備が必要になってきます。
「書く」というのは、手や指を動かす運動機能の要素を持っているからです。
手指の運動機能を高めるには、お絵描きもとても良い方法です。
まずはクレヨンを握ってそれを動かすということをやってみましょう。
1歳半頃には、自分の意志で握るという動作ができるようになってきます。この頃になったらクレヨンを握って紙に打ちつけて、点々を描いたり、いわゆる「なぐりがき」ができるようになります。
自分の動かしたものが形となって表れてくることは、お子さんにとって大きな発見と喜びです。
クレヨンは「ベビーコロール」がおすすめです。
握る部分が球のような形で、細い物を握る動作がまだうまくできないお子さんでも、簡単に握って持つことができます。丈夫にできているので、紙に打ちつけても折れにくいです。また表面がツルツルしていて手も汚れにくくなっています。
2歳頃になると、手指の巧緻性も高まってきて、線や丸などがだんだん描けるようになってきます。いろいろな色で、紙に自由に描いて遊びましょう。
通常の細長いクレヨンで描く場合は、棒を握るような持ち方で構いません。自分の目と手指が協同して描ける体験をたくさんさせてあげてください。
3歳頃になると、見ているものを真似して描いたり、自分の中のイメージを形として表したりできるようになってきます。
「アンパンマンを描いて!」とリクエストが出てくるようになるのもこの頃です。パパ・ママも一緒にお絵描きをして楽しみましょう。
このようにお絵描きで遊んでいると、手指の発達が促され、自分の意志にそった線が少しずつ書けるようになってきます。また、お絵描きはお子さんの想像力や創造力を刺激する楽しい遊びですので、お子さんの書く意欲を高めてくれます。
今後、「自分が読める字をパパ・ママに書いて見せたい!」という気持ちが出てきやすくなります。
文字を学ぶ前の準備段階として、3歳頃までにできる文字に親しむ遊び方をいくつかご紹介してきました。
日常の遊びの中でたくさんの言葉や文字に触れると、自然に文字に親しむことができます。楽しく遊ぶ中で、わくわくした気持ち、できたという達成感、もっとやりたいという気持ちを大切にしてあげましょう。その気持ちがお子さんの吸収力をどんどん高めて、気づいたら文字が読めるようになっていますよ。
]]>「数」は生活の中で欠かせないものです。様々なものが数の概念と結びついています。
数の理解は、やがて算数・数学の理解へもつながります。そのため、幼い頃から数に親しむのはとても大切ですね。
しかし、「いつから、どのようなやり方で数について教えればよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
数の理解のためには、まず「数唱」「数える」「数量感」の3つの要素が必要になってきます。トドラー期のお子さんも、身近な生活の中で数に親しみ、この3つの要素を身につけていくことができます。
今回は、数に親しみながら3つの要素を身につけるには、いつ頃からどのように始めればよいのかの目安と遊び方のヒントをお伝えします。参考にしていただけたら幸いです。
大人は「数を数える」と言いますが、小さなお子さんにとっては、「数を数える」の中には「数唱」と「数える」という2つの要素が含まれているのです。
「数唱」とは、「いち、に、さん、・・・」と数を声に出して言うことです。
「数える」とは、物と数を対応させて数えるということです。
まだ数の概念が発達していない年齢では、「いち、に、さん・・・」と声に出して言えても、おはじきを一つずつ指さして「いち、に、さん・・・」と数えられないことがあります。
「数唱」と「数える」は別なのです。
おはじきなど具体的なものを指さしたり、動かしたりしながら数を言うこと、いわゆる「数を数える」ことができるということです。
そして、最後に「数量感」。これは「さん」という数がどのくらいの量かがわかるということです。つまり、数と物の量を一致させてとらえることができる力です。数をイメージできる力ということもできます。
例えば、「りんごが三個あります」と言ったら、頭の中で3つのりんごを思い浮かべられる力のことです。
この3つの要素は、数にたくさん触れて親しむことで、お子さんの中に少しずつ育っていく力です。
次章から、日常生活や遊びの中で数に親しみ、数をイメージできるようになる方法をいくつかご紹介します。
お子さんは2歳頃になると発語が始まりますが、それまでにたくさんの言葉に触れていますよね。「数」も同じです。たくさんの「数」に繰り返し触れることで、少しずつ数が数えられたり、数の概念を理解できたりするようになります。
そこで「数」に触れる第一歩として、まずは数唱から始めましょう。
「いち、に、さん・・・」と数を順番に唱えてあげます。
1が何で、2が何かというようなことは、まずは気にしないでください。
お風呂で温まる時、お子さんを抱っこして階段を上る時などに、「いち、に、さん・・・」とママ・パパが声に出して言いましょう。
日常生活の中で、習慣として数唱するタイミングを作ることをおすすめします。
まだ言葉が出ない月齢のお子さんでも、自然に数に親しむことができます。
また、数を数える歌や、数を扱う内容の歌を聞いたり、歌ったりしてあげるのもいいですね。音楽にのせて数を数えるととても楽しく覚えられます。
全曲英語の歌です。数え歌や数に関わる歌が楽しい曲調で作られています。英語でも数唱できるようになってしまいます。
お子さんと一緒に物の数を数えましょう。遊びや日常生活の中で、一つ一つ指さしたり、持ち上げたりしながら数を数えてあげましょう。
積み木を「いち、に、さん・・・」と積んだり、お皿を出す時「いちまい、にまい、さんまい」と数えたりしていきましょう。一つ一つの物と数が対応していることを自然に学んでいくことができます。3歳頃には、お子さんは自分で指をさしながら数えられるようになってきます。
ただ、物を数えるということに注意を払いすぎると、お子さんはつまらなくなってしまいます。まずは、聞かせる、見せるということを意識して、日常生活や遊びの中で自然に数に親しむ機会を作っていきましょう。
2歳頃、簡単なパズルで遊べるようになったら、数字のパズルを使って遊ぶのもいいですね。
「いちはどれかな~?」と言って「1」の形のパズルを出して同じ形のものを探し、合わせてみましょう。
大切なのは、まずは見せてあげること。そして、同じものを見つけて合わせることができたら、「同じだね」「よく見つけられたね」とたくさんほめてあげましょう。
お子さんの「楽しい」「やりたい」という気持ちを引き出してあげられます。
マグネットの付いたスタンプ型でお魚をくっつけてお魚釣りをして遊べます。裏面には数字が書いてあるので、台紙の数字と同じ数字探しの遊びもできます。
トーマスの10台の貨車に数字が書いてあります。順番につなげたり積み上げたりできます。貨車と同じ色の動物がついているので、「1番に乗っている動物さんは何かな?」
などと、工夫して数字遊びができます。
お子さんがおもちゃで遊べるようになってきたら、数が隠れている遊びを取り入れましょう。まずは、ママ・パパが数を言って示すことから始めます。
例えば「ママは積み木を3つ積むよ」と言って、「ひとつ、ふたつ、みっつ」と数えながら積み木を積んだり、お子さんが並べたミニカーを見て「かっこいいミニカーが並んでるね」と言って、「1台、2台、3台、4台」と数えてあげましょう。
あるいは、おままごとをして「ママにケーキを1つちょうだい」とか、「トマトを3つ買ってきて」というように、数を入れてコミュニケーションしていきましょう。
数に慣れてきたら、「どちらが多いかな?」「どちらが少ないかな?」という比べっこ遊びもしてみましょう。数を数える必要はありません。感覚的にどちらが多いのか、少ないのかがわかれば十分です。
ママやパパが「こっちが多いね」「こっちが少ないね」と示してあげましょう。
繰り返すうちに、お子さんには数量感が育ってきます。
絵本を読んで数遊びをするのもおすすめです。
絵本にも、数を扱った内容のものがたくさんあります。お話を楽しみながら、数と量を一致させて認識できるようになってきます。絵本の中の数字を見て、数字と数の一致もできるようになるかもしれませんね。
生まれたばかりのあおむしが、モリモリ食べて美しい蝶になる、しかけ絵本です。りんごを1つ、なしを2つ、・・・と食べる数が毎日1つずつ増えていきます。
楽しいお話、美しい絵とともに数量感を育てられます。
かたつむりがお散歩の途中に出会うものを数える絵本です。ストーリー性があり、リズムの良い文章で、楽しく読むことができます。
数量感を育てたり、お子さんの発話を促したりするのにもぴったりの絵本です。
数の理解の発達は、3歳頃に5までの数を理解し、4歳から6歳で数の理解が大きく進むといわれています。ただ、トドラー期は個人差もとても大きな時期です。慌てずに、お子さんの様子をよく見ながら進めていきましょう。
3歳頃までに、まずは3までの数にしっかり親しんでおくと、数をイメージする力が育って、その後の数の理解もスムーズに進みます。
幼児期のお子さんはとにかく楽しいことが大好きで、楽しいことはどんどん吸収していきます。積み木もおままごとも、毎日のおやつや食事の時間も、全部「数遊びタイム」に活用できます。日常生活の中で、楽しく遊びながら数に親しみましょう。
]]>5月と言えば「こどもの日」「母の日」などの行事があります。また、暖かくなってきて、散歩で春を感じることができる季節ですね。
「行事の由来の絵本は難しくないですか?」「行事絵本以外に、この時期のおすすめ絵本を知りたいです!」
保育園でもよく読まれている絵本を中心に、5月におすすめの絵本を年齢別にご紹介します。
季節や行事をテーマにした絵本が多いのはなぜだと思いますか。絵本を読むメリットは主に2つあります。
言葉だけで伝えるよりも、年齢にあわせた絵本を取り入れることで、子どもたちがぐっと分かりやすくなります。年齢にあわせたページ数になっており、最後まで飽きずにみることができますよ。もちろん、対象年齢外の絵本でも、挿絵を楽しむこともできるので、子どもに合わせた使いかたをしましょう。
保育園では、散歩や行事の前に絵本を繰り返し読んで、子どもたちの理解を深めるために使っています。何度も読むことで、子どもはストーリーを覚え、絵本の世界を主人公と一緒に楽しむのです。また、繰り返すことで挿絵の細かな部分に気づくなど、子どもならではの着眼点に驚かされることもありますよ。
一番大切なポイントは「年齢にあった絵や言葉の使い方をしている」ということです。もちろん、対象年齢外の絵本も楽しめますが、言葉の理解や絵本の長さはやはり年齢相応の物が一番楽しめると思います。
また、行事の絵本を選ぶときに大人は「正しく由来を知ってほしい」というような観点で選ぶことが多いのではないでしょうか。しかし3歳くらいまでは、ユーモアや想像力を豊かにするような絵本が子どもの心に響きます。それは、子どもの発達が「想像力をふくらませる」時期になるからです。子どもの発達を利用し、子どもの心を豊かにしてくれる一冊を選んでみてくださいね。
5月のおすすめ絵本を年齢別にご紹介します。行事絵本と、季節の絵本を一冊ずつ選びましたので、お気に入りをみつけて下さいね。
1歳は、わかりやすい絵と繰り返しのある言葉をもつ絵本がおすすめです。大人からみると、単純な言葉や挿絵ばかりに見えますが「繰り返しを楽しめる」時期なので安心して絵本の世界を楽しむことができますよ。
三浦太郎のあかちゃんえほんシリーズの中の一冊です。
お母さんと子どものふれあいを描いたストーリーになっており、母の日がある5月にぴったりの絵本です。
1歳頃の子どもは、繰り返しが心地よく、ストーリーも分かりやすいため、安心して読むことができ大好きです。
この絵本を読み終わると、なんだか大好きな人と「くっついた」がしたくなるような、温かい絵本ですよ。ぜひ、ご家庭でも親子のふれあい遊びを楽しんでみて下さいね。
子どもたちが大好きな、きむらゆういちさんの「12か月のしかけえほん」の中の一冊です。
こいのぼりと一緒に空の旅を楽しめる絵本で、挿絵もわかりやすいのでおすすめですよ。
2歳は簡単なストーリー性のある絵本がおすすめです。主人公になりきって楽しむ時期なので、好きな絵本のシリーズで読むのもおすすめですよ。
大人気の「みいたんシリーズ」の第2作目。
みいたんがこいのぼりに乗って空を飛んで……。子どもが大好きな仕掛けも盛りだくさんで、想像を広げてくれる一冊です。
5月に入り、暖かくなると散歩を楽しめる時期になりますよね。
発売から40年以上経っていて、暖かくなると思わず手にとりたくなる魅力あふれる絵本です。
主人公のぞうくんが、お友だちと出会い、一緒に散歩を楽しむ、という子どもにとってわかりやすいストーリーです。
2歳頃はお友だちとの関係ができ始める時期なので、子どももぞうくんとお友だちとの散歩を一緒に楽しんで聞いてくれますよ。
さらに、「うんうん、ぼくはちからもち」「うわーー!」と単純なストーリーだからこそ、主人公のぞうくんと一緒に驚き、共感することを楽しむことができる一冊です。
3歳は、ストーリー性のある絵本はもちろん、ユーモアたっぷりの絵本がおすすめ。さまざまな種類の絵本を読むことで、子どもの語彙が豊かになりますよ。
3歳ころになると「普通に歌うだけだとおもしろくない!」そんなユーモアたっぷりの3歳頃におすすめの絵本です。
「やねよりたかいこいのぼり」じゃなくて、どんなこいのぼりだったら楽しい?とらのこさんきょうだいは、お父さんを楽しませたくて、いろんな想像をふくらませて歌います。
とにかく、子どもたちが大好きな一冊なので、ぜひ一緒に歌ってみて下さいね。
子どもたちに大人気の「そらまめくん」シリーズの最新刊です。5月はそらまめが旬なので、食育の一環としてそらまめの皮むきをすることもあります。そのときに「そらまめくん」絵本は大活躍します。
その中でもこの新刊は、そらまめくんとお友だちが季節を感じて過ごしている様子が描かれています。季節の移り変わりを感じ、「同じ日は二度とない」と思わせるタイトルが子どもたちにぴったりですね。毎日の生活を大切にする第一歩に、ぜひ子どもと一緒に読んでほしい一冊になっています。
子どもは、絵本から新しい発見をすることもあるし、反対に新しい発見を絵本で確認することもあります。そうやって少しずつ子どもの世界は広がっていくのです。
また、子どもの発想や想像力をふくらませるためには、戸外遊びも絵本もどちらも欠かせないものです。
好奇心旺盛な子どもたちの世界を広げる第一歩として、絵本を読んでみませんか。
]]>「トイレになかなか行ってくれない」「おもらしの失敗を怖がって、パンツをはいてくれない」「トイレに行ってもおしっこやうんちがでない」
トイレトレーニングでこんなお悩みはありませんか?大人にとってはトイレに行くことは当たり前のことですが、子どもにとっては初めての経験で戸惑いも多いはず。そんな時にはトイレのイメージができるように、絵本を読むことをがおすすめです。
年齢別にトイレの絵本をご紹介しているので、ぜひ子どもと一緒に読んでみてくださいね。
保育園ではトイトレの導入に絵本を使用することが多いです。もちろん、最初からトイレにスムーズにいく子もいますが、やはり「トイレって何をするところなの?」というイメージが持ちやすいのが一番大きいメリットです。
また、絵本の主人公が自分に代わって「トイレでおしっこをする」という疑似体験ができるので「おしっこはトイレでするんだ」ということが理解でき、安心に繋がっていきます。
さらに、トイレトレーニングが進んでくると「失敗したらどうしよう」「いまは遊んでいるから、トイレには行きたくない」と思う子どもが増えてきます。そんな時にも絵本の出番です。「失敗しても大丈夫」「トイレで面白いことを考えよう!」など、子どもを肯定してくれたり、いつもとは違う角度からトイレに誘うこともできますよ。
ここでは、保育園の子どもたちに大人気の絵本をご紹介していきます。
トイレトレーニングの導入や、つまづいてしまったときなど年齢別のお悩みにあった絵本をご紹介します。
1歳過ぎから「これからトイレトレーニングを開始しようと考えているけど、どうやってトイレのことを伝えたらいいの?」と考え始めている人が多いのではないでしょうか。
そんな時には「トイレトレーニングの導入」になる絵本をおすすめします。
大きく縦長に描かれている絵は、まるで自分でトイレに行ったような感覚になります。また、優しく雰囲気の絵と、言葉が少ないので、小さい子にもわかりやすい一冊です。
保育園では、絵本と一緒に「トイレの探検」をしており、トイレのイメージが持ちやすく安心していけるようにすることで、不安な気持ちを和らげるように取り組んでいますよ。
この絵本は、トイレですることの流れがシンプルに描かれているので、トイレトレーニングの導入にもおすすめです。
きむらゆういちさんの、赤ちゃんシリーズの中の一冊です。「トイレに行って何をするの?」という疑問を、わかりやすく描いています。「みんなはどんなうんちをするのかな?」の描写では、子どもたちも興味津々。
「かいじゅうさんは、こんなうんちなんだ」と盛り上がりますが、その後に主人公のゆうちゃんは、トイレが終わったら水を流して手を洗います。絵本をみて、同じように水を流したり手を洗ったりと真似をしている子が続出しますよ。
トイレですることの流れをイメージしやすいので、トイレトレーニングの導入におすすめの絵本です。
2歳前後から本格的なトイレトレーニングを始める人も多いのではないでしょうか。トイレトレーニングは「一進一退」で進みます。イヤイヤ期も重なり、トイレにいくことを嫌がる子も出てくるかもしれません。
そんな時に、子どもの気持ちに寄り添ってくれる絵本を紹介します。
この絵本は「トイレ」が主人公になっている、一風変わった絵本です。トイレさんが歩いていると「おしっこさせて」と言って、キリンやリスさんがやってきます。
トイレがうまくできない子には、歌ったり踊ったりして、トイレさんが応援!おうちのトイレがいつの間にか「トイレさん」に見えてきて、なんだかトイレに行くのが楽しくなってくる一冊ですよ。
トイレトレーニングを始めた子どもたちが大好きな一冊です。主人公のぷくちゃんは、パンツで過ごし始めますが、おもらしの失敗ばかり。でも大丈夫。「おかわりパンツ」があるからね。
たくさんの「おかわりパンツ」の絵を見て、子どもは「次はどんなパンツにしようかな?」と選び始めます。現実世界でも「自分で」選んだパンツなら、すぐにやる気満々になる子どもたちも多くいます。
この絵本を読むと、子どもが失敗しても「おかわりパンツはどれにする?」と次に向けて頑張る力がわいてきますよ。
トイレトレーニングは順調に進んでいても、時にはおもらしをすることもありますよね。
子どもはまだ気持ちを言葉で表すことが上手にできないため、子どもの気持ちをしりたい保護者にも一緒に読んでもらいたい絵本を選びました。
ユーモアあふれる視点で人気の、鈴木のりたけさんの絵本です。いつも同じトイレに行くのが味気なくて、主人公の男の子は「どんなトイレが面白いかな?」と考えます。
高いトイレやルーレットトイレ、トイレットコースターなど、大人が読んでもクスッと笑えるトイレが登場します。子どもと一緒に「こんなトイレだったら面白いね」と想像力をふくらませながら、トイレの時間を楽しめるようになる絵本です。
「おしっこが出そうなのに、なかなかトイレに行かなくて困っている」というお悩みを持ってる人もいるのではないでしょうか。
そんなかたにはこの絵本がおすすめです。主人公のはるちゃんは、おなかがむずむずしているのに、なかなかトイレにいかないのです。でもそれには理由があって……。子どもの気持ちを知りたい大人にも読んでほしい一冊です。
トイレトレーニングにはいくつかのステップがあり、立ち止まったときに寄り添ってくれるのが絵本です。子どもの気持ちやトイレの気持ち、親の気持ちなど、さまざまな立場での思いを、絵本を通じて知ることで、不安な気持ちが軽くなってきますよ。
絵本の種類も多くあるので、ぜひ子どもと一緒にトイレトレーニングが楽しくなる絵本を探してみてくださいね。
]]>藤沢市の海岸沿いにある「辻堂海浜公園」。「公園」ではなく「テーマパーク」と言ってもよいかもしれません。
公園にはジャンボプールを含む6種類のプールや交通展示場・交通公園、2ヘクタールほどの広い芝生広場などがあり、朝から夕方まで遊んでも遊びきれないほどの広大な敷地です。
藤沢市民だけではなく、横浜市やお隣の茅ヶ崎市など、遠方から訪れる観光客も多いようです。毎週末にはヨガ、ドッグラン、フリーマーケットなどのイベントも開催されており、何度訪れても飽きないところも大きな魅力のひとつです。
また、駐車場も広く行楽シーズンを除いて満車になることはほとんどありません。海も近いので、サーファーの方もたくさん訪れてサーフボードを乗せた自転車でサイクリングしていますよ。
子供を公園に連れて行って遊ばせてあげたいけど、土日だと多くのファミリーが訪れていて心配・・・そんな悩みを吹き消すほど、本当に広い芝生が広がっています。
歩き始めた1歳の子供は、広さに圧倒されながらもちょこちょこと色んな方向へ歩いていき、ふかふかの芝生を楽しんでいるようでした。
周りにはサッカーをする親子連れの方もいましたが、これだけ広ければぶつかる心配もほぼなし。
晴れた日にはテントを広げ、ピクニックを楽しんでいる家族の姿もよく見かけますよ。トンビには注意ですが、潮風に吹かれながらお外で食べるご飯は格別においしいですよね。
湘南らしいたくさんのヤシの木が植えられていて、少し散歩するだけでもとても気分がいいです。
次におすすめなのが、子連れに優しい公園の施設。
急なおむつ替えなどは、なかなか公園だと場所が取れず、仕方なく近くのショッピングセンターまで車を走らせる…なんてことはありませんか?
辻堂海浜公園は、多目的トイレがあり、おむつ替えシートまで完備されているので、そんな心配はご無用です。
さらにはおむつ用自販機まで設置されていました。ありがたいですね。
ジュースやアイスクリームの自販機もあるので、飲み物を忘れたり、お子さんがご機嫌を損ねてしまっても、いつでも買うことができますよ。
行楽シーズンはキッチンカーがよく出ていて、ケバブやコーヒーをテイクアウトすることもできます。子連れでお出かけとなると荷物が増えるのが悩みの種ではありますが、この公園なら荷物を軽くしたうえで楽しむことができそうですね。
少し歩いただけで、四季によって変わるさまざまな花が目に入ります。各所に手入れが行き届いていて、花壇の中には枯れた花もゴミも見当たりません。大きな一眼レフを持ったカメラマンの方も熱心に撮影していました。
ベンチや東屋もあるので、少し休憩しながらお花を楽しむこともできます。
1歳の子供は花壇に並んだ花を興味深そうに眺め、お散歩を楽しんでいました。
近くにいたスタッフさんに伺うと、ボランティアの方が毎週末丁寧に手入れをしてくださっているようです。ありがたいですね。
潮風に負けずに凛と咲く花々に癒されながらお散歩するのも、この公園の楽しみのひとつです。
強い日差しとトンビに注意!
晴れた日はとにかく日差しが強いので、親子で日焼け止めを塗ってから遊びに行くのがおすすめです。
また、ピクニックをする際はカラスやトンビがご飯を狙っているのでご注意ください。
空き缶・ペットボトルなどを捨てるゴミ箱はありますが、お弁当用のごみ箱はありませんので持ち帰りをお願いします。
公園名 | 県立辻堂海浜公園 |
アクセス | JR辻堂駅から 徒歩 辻堂駅南口から約20分(約1.6km) 駅から「海浜公園通り」をまっすぐ進むと公園北入口に到着です。 バス 辻堂駅南口から約10分 |
駐車場 | 辻堂海浜公園には交通展示館に近い西駐車場と、プールに近い東駐車場の東西箇所に駐車場があります。 |
利用時間 | 5時~21時 |
最新の情報は、施設公式HPまたは直接施設までお問い合わせください。
]]>育児や生活している中で、「子どもが歯磨きを嫌がるから困る」ことや、「子どもが自分で歯磨きをしたがらない」といった経験も少なくはないはずです。
そのような悩みには、歯に関する絵本を活用することで解決できるかもしれません。
絵本の中には歯磨きや虫歯などのテーマもあるため、歯磨きに興味を持ち、理解を深める手段として、絵本の読み聞かせが最適です。
本記事では、幼児期における歯磨きの重要さや、子どもが歯磨きを好きになる方法をご紹介しました。
また、1歳児・2歳児・3歳児におすすめの絵本もそれぞれ3冊ずつご紹介します。
こんな方におすすめ!
歯ブラシを使った歯磨きは、子どもの乳歯が生え始める頃から行うケースが一般的です。
まずは、歯ブラシに慣れることから始めてみましょう。口に歯ブラシを入れて、優しく歯を磨いてあげてみてください。
ただし、無理やり歯磨きを行わないように注意が必要です。子どもが嫌がったらすぐに歯磨きを止めて、気分が優れている時に行うことをおすすめします。
嫌がる子どもに無理やり歯磨きをさせると、トラウマになってしまう可能性があり、正しい習慣がつかない原因にもなります。
少しずつ歯ブラシに慣れて、楽しく歯磨きを行うことが大切です。
幼児期における歯磨きの重要さを解説
大人と同じように子どもも歯磨きをしなかった場合、虫歯や歯周病などが発症しやすくなります。
また、口の中に虫歯菌が住みつくかどうかは、2歳半から3歳までの習慣によって決まるそうです。
歯科医院も幼児期における歯磨き習慣の大切さについて言及しています。
1歳半から2歳半にかけて、歯磨きをして虫歯菌の数を減らし、虫歯感染のリスクを下げることが大切です。
3歳までに虫歯のリスクを抑えることができると、虫歯になりにくい口内環境が大人になっても続きます。
つまり、幼児期の歯磨き習慣が一生影響すると言っても過言ではありません。
歯磨きの重要さを理解した上で、子どもと一緒に歯磨きを楽しみましょう。
子どもが歯磨きを好きになる、3つの方法を現役の保育士が伝授します。
子どもが歯磨きを好きになる3つの方法は、以下の通りです。
それぞれの方法を詳しく解説します。
子どもが気軽に親しむ方法として、歯磨きがテーマの歌を楽しむ方法がおすすめです。
例えば、NHK教育テレビで流れる「はみがきじょうずかな」では、明るい曲調に合わせて、子どもが自発的に磨く様子が放映されています。
他にも、しまじろうやポケモンなどの公式アカウントが、子どもが歯磨きを楽しめるように、YouTubeで歯磨きの歌を投稿しています。
「歯磨きが楽しい」と子どもが自然と思うためには、日常的に歯磨きの歌を聴く方法が効果的です。
子どもが既に歯磨きが嫌いなら、アプリに頼ることも方法の1つです。
子どもが歯磨きを楽しめるように、ゲーム性のあるアプリが開発されています。
実際に子どもが自分の歯を磨くと、連動しているアプリの中で、敵のモンスターを倒せるアプリもありました。
ただし、子どもにスマートフォンを渡して、アプリを使った歯磨きを1人でさせないようにしましょう。
理由は、子どもと保護者が一緒に歯磨きを楽しむことが重要だからです。
たとえアプリを使った歯磨きが楽しくても、1人でさせてしまうと人間関係における関わりが薄くなる危険性が高まります。
まずは、保護者がお手本としてやってみたり、子どもの横で見守りながらアプリを活用したりする方法がおすすめです。
絵本の読み聞かせは、子どもにとって良い影響を及ぼす効果的な手法の1つです。
絵本には歯磨きや虫歯菌などのテーマがたくさんあり、読み聞かせをすることで、歯磨きの重要性が理解できるようになります。
例えば、歯を磨かなかったら虫歯菌が歯を溶かす仕組みを、物語にしてわかりやすく絵本に落とし込んでいます。
実際に私立幼稚園でも、歯磨きに関する絵本の読み聞かせを行っていて、子ども達も絵本の内容を理解している様子が見られました。
子どもが歯磨きを好きになるように、ぜひご家庭でも、歯磨きや虫歯の絵本を読んでみてはいかがでしょうか。
ここでは、歯磨きに関するおすすめな絵本をご紹介します。
子どもの発達段階に応じた絵本を、現役の保育士が9冊厳選しました。
1歳児・2歳児・3歳児におすすめの絵本を、それぞれ3冊ずつご紹介します。
0〜1歳児は、何でも口で確認する習性があります。また、生後6ヶ月から9ヶ月頃に歯が生えてくるのが一般的です。
そのため、1歳児は歯を意図的に認識していません。ご家庭では、絵本を使って歯や歯磨きを知ることから始めてみましょう。
1歳児におすすめな絵本を3冊ご紹介します。
歯磨きが好きになれるよう、1歳児から親しめる絵本です。
こわいバイ菌さんが、口の中にいることが絵柄だけでも伝わります。
絵本に出てくるかわいいクマさんの、歯磨きの真似を一緒に楽しんでみてくださいね。
歯磨きをテーマにしていて、生活リズムを覚えるためのシリーズ作品です。
はみがきを遊びと捉えて、磨く楽しさが重要視されています。
視覚的にわかりやすい絵柄も魅力の1つです。
歯磨きの音やリズムを題材にした絵本です。
歯磨きのことを知らなくても、親しみやすくなっています。
ノンタンと一緒に歯磨きの音を聴いてみましょう。
歯磨きが習慣づいてきた2歳児は、簡単なストーリー性のある絵本がおすすめです。2歳児におすすめな絵本を3冊ご紹介します。
歯ブラシの役割に着目した絵本です。
かわいくて頼もしい歯ブラシくんがやってきて、歯をピッカピカに磨きます。
歯磨きを好きになるために、歯ブラシくんの仕事を覗いてみませんか?
歯ブラシを列車に見立てて、遊びに発展できる絵本です。
イヤイヤ期の子どもでも、歯磨き列車で楽しい気持ちに切り替わります。
遊びが大好きな子どもにピッタリの1冊です。
歯医者さんが考案した、インパクトのある絵本です。
悪者とヒーローの構図で、より親しみやすくなっています。
リズミカルなセリフが覚えやすいことも魅力の1つです。
3歳児は歯や虫歯に対して、より理解が深まる絵本がおすすめです。3歳児におすすめな絵本を3冊ご紹介します。
乳歯や歯磨きを題材にした絵本です。
乳歯が友達として登場し、子どもの感情に寄り添って歯に関する物語が進みます。
自分の歯を大切にする気持ちが芽生える、素敵な物語です。
虫歯菌の仕組みをわかりやすく解説している絵本です。
怖そうなミュータンスが虫歯になる過程を教えてくれます。
これを読めば、虫歯になる怖さを子どもも理解してくれるはずですよ。
「こする」に焦点を当てた、仕組みが面白い絵本です。
ポケモンとのコラボも魅力的で、アプリとの連携もできます。
歯についた汚れをこすって落とす楽しさを、一緒に味わってみてくださいね。
この記事では、子どもが歯磨きを好きになる方法を3つご紹介しました。
子どもが歯磨きを好きになる3つの方法は、以下の通りです。
3つの中でも特に、絵本の読み聞かせが効果的です。
現役の保育士が厳選した、9冊の絵本をご紹介します。
年齢・絵本を選ぶ基準 | 絵本の題名 |
1歳児・歯を知ることができる絵本 | すきすきはみがきはみがきあそびノンタンはみがきはーみー |
2歳児・簡単なストーリー性のある絵本 | はぶらしくんです。はみがきれっしゃ しゅっぱつしんこうミューとタンとスー |
3歳児・歯の理解が深まる絵本 | にゅうしちゃんむしばミュータンスのぼうけんポケモンはみがき |
歯磨きタイムを楽しく過ごせるように、ぜひ紹介した絵本を活用してみてくださいね。
]]>幼児期の子どもには、バランス運動が大切なことをご存知でしょうか。
理由は、運動によってバランス感覚を養うことで体幹が強くなり、正しい姿勢や運動能力の向上に繋がるからです。
この記事では、バランス運動が幼児期に及ぼす効果を詳しく解説します。
また、バランス感覚を養える遊び方も年齢別にご紹介しました。
子どもの運動能力が不安な方は、ぜひご覧ください。
こんな方におすすめ!
幼児体育で、3歳から6歳までの期間は「プレゴールデンエイジ」と呼ばれ、運動能力が高まる時期として重要視されています。
ゴールデンエイジは、9歳から12歳までの年齢を指し、動作の習得や運動能力の飛躍的な向上が顕著に表れる期間です。
幼児期のプレゴールデンエイジでは、多種多様な運動経験を積むことで、体幹や基礎能力が向上し、後のゴールデンエイジに大きな影響を及ぼします。
正しい運動経験を積むためには、体の土台になる「体幹」が非常に重要です。
つまり、幼児期は体の基盤を作る大切な時期、ということを念頭に置いておきましょう。
幼児期の体幹を育てるためには、バランス運動が効果的です。また、体幹を強くすることだけではなく、いくつかの効果も期待できます。
バランス運動が及ぼす3つの効果は、以下の通りです。
それぞれの効果を、詳しく解説します。
バランス感覚を養い、体幹を強くすることで、運動や生活の基盤を作ることも効果の1つです。
運動能力や生活の基盤となる重要な要素として、「正しい姿勢を保つ」ことが挙げられます。
運動においても、姿勢や体幹の重要さは同じです。激しい動きの中で、適切な姿勢を保つことや、体のコントロール能力が求められます。
そのためにも、バランス感覚や体幹を養い、将来的な運動能力と生活の基盤を整えましょう。
バランス感覚を養うことで、ケガをしにくくなる点も効果の1つです。
バランス感覚が乏しい子どもは、段差で転んでしまったり、運動の中でケガをしてしまったりすることが増えます。
一方、バランス感覚のコントロールが上手な子どもは、転ぶことが少なくなる傾向にあります。
大きなケガに繋がらないよう、幼児期にバランス感覚を養うことが重要です。
バランス感覚をつかさどる体の部分は、小脳が主な役割を担っています。
そのため、バランス感覚を養うことは、脳の活性化にも繋がるのです。
また、不安定な体を正常な姿勢に戻す力も養われるため、脳の瞬発力も鍛えることができます。
ここでは、バランス感覚を刺激する、おすすめの運動を年齢別にご紹介します。
年齢別の遊び方は、以下の通りです。
各年齢で3つずつ、遊び方のヒントをご紹介します。
3歳〜4歳児は、力加減の調整力を鍛えるバランス運動がおすすめです。また、体を動かしながら一緒に気持ちを共有することで心の発達に繋がります。
ひらひらと落ちるティッシュを捕まえる遊びです。
保護者が上からティッシュを落とし、下に落ちるまでに子どもがキャッチしてみてください。
不規則な動きに合わせて、力を調整する必要があるため、バランス感覚も養われます。
けんけんぱとじゃんけんを組み合わせた、バランス遊びです。まず、けんけんぱの丸を地面に書きます。
書いた丸の両端にお互いの陣地を作り、対面するまでけんけんぱで進みます。
対面した後、じゃんけんをして負けた方は陣地に戻り、勝った方は進み続け、相手の陣地に到着した方がゲームの勝ちです。
3歳から4歳までの年齢は個人差があるため、けんけんぱだけを楽しんでみても問題ありません。
まずは、けんけんぱをしながらバランス遊びに親しむことが大切です。
タオルを使った簡単なバランス遊びです。まず、ご家庭にあるタオルを準備します。保護者の方が、タオルを持ち、子どもはタオルを使ってよじ登ります。
子どもがタオルだけで上手に登れない場合は、保護者の体を足で蹴って登ることもアレンジの1つです。
4歳〜5歳児は、よりバランス感覚が重視される遊びがおすすめです。また、よりゲーム性のある遊びに発展させることで、子どもが夢中になります。
簡単な手押し相撲もバランス遊びの1つです。保護者と子どもが対面し、手のひら同士で押し合って、バランスを崩して動いた方が負けになります。
お互いの後方に危ない物がないか確認し、ケガをしないための注意が必要です。
駆け引きやフェイントを使って、手押し相撲を楽しんでみてください。また、保護者の方が難易度を調節して、遊びを盛り上げることがポイントです。
バランス運動として、縄跳びを使った遊びもおすすめです。縄跳びは、正しい姿勢や体幹を意識しなければ、連続で跳ぶことができません。
まずは、一般的な前回りから遊んでみることをおすすめします。縄を上手に回すことができない場合は、保護者の方が端を持って、大繩跳びをする方式でも構いません。
縄跳びを使ったジャンプを通して、バランス運動に親しんでみてください。
フラミンゴになりきって、片足バランスを楽しむ遊びです。フラミンゴ遊びでケガをしないよう、周囲を確認してくださいね。
片足で立っている時間で競争したり、2人組で片足立ちのまましゃがんでみたりすることも、アレンジの1つです。
5歳〜6歳児は、基礎的な体幹や調整力が身についている年齢です。そのため、道具を使ったダイナミックな動きに発展させる遊び方をおすすめします。
バランス感覚を養うために作られたバランスボールは、いくつかの遊び方を楽しめます。
上に乗る・上に立つ・仰向けになる・うつぶせになるなど、様々な体勢でバランスをとってみてください。
ただし、バランスボールはケガをしやすいため、大人が近くにいる時に使用することをおすすめします。
遊びだけではなく、テレビを見ている時間など、日常生活の中でバランスボールを取り入れるだけでも、体幹が鍛えられます。
公園にある鉄棒を使った遊びも、バランス運動に繋がります。鉄棒を使って繰り返し遊ぶことで、体幹やバランス感覚が鍛えられます。
また、日常で味わえない逆さまの感覚や平衡感覚が養われる点も魅力の1つです。
前回りや逆上がり、足かけ回りなど、様々な技に挑戦してみてくださいね。
自転車や三輪車もバランス運動の1つです。正しい姿勢を保つことが、体幹やバランス感覚を養うことに繋がります。
自転車が難しい場合は、三輪車でも構いません。まずは、全身の力を使って真っすぐ進むことを意識しましょう。
ケガのリスクを下げるために、ヘルメットや子ども用の防具をつけて楽しんでくださいね。
幼児期の子どもにとって、体幹を鍛えることができるバランス運動は、非常に重要視されています。
この記事では、バランス運動をすることによって、期待できる効果をご紹介しました。
バランス運動が及ぼす3つの効果は、以下の通りです。
また、バランス感覚が養える遊び方も、年齢別に3つずつご紹介しました。
年齢別におすすめなバランス運動をまとめると、以下の通りです。
年齢の目安 | おすすめの遊び方 |
3歳~4歳 | ティッシュキャッチけんけんぱジャンケンタオル登り |
4歳~5歳 | 手押し相撲縄跳びフラミンゴ遊び |
5歳~6歳 | バランスボール鉄棒自転車や三輪車 |
バランス遊びを取り入れて、将来的な生活にも影響する体幹を鍛えてみてくださいね。
]]>